第四回
自分に合ったシゴト、合わないシゴトってあるよね?
学校の勉強は、自分のためにがんばるものです。しかしシゴトとは、自分の生活のためだけにあるのではありません。シゴトをすることで、かならず誰かの役に立っています。自分のシゴトの先に、誰かの笑顔や期待がある。それに気付くことがシゴトのヤリガイや、よろこびにつながるのです。
シゴトが合う、合わないは、シゴトの内容だけでなく、このヤリガイを見つけられるかが大きなポイントになります。自分が興味をもっている分野に近いシゴトは、その点でヤリガイにつながりやすいといえるでしょう。たとえば、クルマが好きだから輸送機器関係、ファッションに興味があるからアパレルといったシゴトを選ぶと、そのシゴトの先でよろこぶ人が想像しやすいので、ヤリガイも見つけやすいといえるでしょう。
ところが、世の中には「好きなものをシゴトにするな」という人もいます。好きなことをシゴトにしてしまうと、シゴトと趣味が近付いてしまって、息抜きができなくなるというのです。これもわかる気がしますね。また、自分の好きな分野だからと楽しいことばかりを期待するのも、大きな落とし穴です。「高校時代は機械に興味がなかったけど、街で自分が組み立てた製品を見かけて感動した」とか、「レストランで働いて、初めて他人の笑顔のためにがんばろうと思った」というように、シゴトで初めて見つけるよろこびもあるでしょう。第三回で紹介したように、たくさんのシゴトを見たり、ひと足先に社会人デビューした先輩の話を聞いたりして、あなたの目指すよろこびを見つけてくださいね。


